コロナうつ増加中。妻は夫の病にどう対処すればいいのだろう『女性自身』で「心病む夫と生きていく方法」紹介いただきました
「コロナで急変うつ増加中」書籍に執筆協力の前田先生が対処法をアドバイス
杏林大学助教 前田 直さんが警鐘
コロナで急変うつ(統合失調症、双極性障害)増加中!
「優しかった夫が暴言を…」
『女性自身』(2020年12月1日・8日合併号)において、『心病む夫と生きていく方法』を紹介いただきました。
先行きが見えないコロナ禍での生活。不安が徐々に心をむしばんでいき、夫が豹変してしまうというケースも。
そんなとき、妻は夫の病いにどう対処すればいいのだろう。
コロナ以降、社会を取り巻く生活環境は激変した。不安やストレスを抱えた夫や妻が、”ある日突然”、統合失調症、双極性障害、そしてうつ病といった精神疾患を発生するケースが増えているという。
「コロナ禍という環境が原因だと断定できる統計資料はまだありませんが、”夫が急変してしまった”という配偶者からの相談件数が増えているのは確かです」
こう語るのは、杏林大学保健学部作業法学科の助教で、「精神に障害がある人の配偶者・パートナーの支援を考える会」(配偶者の会)の代表を務める前田直さん(41)。前田さんが協力した「心病む夫と生きていく方法」(蔭山正子著/ペンコム)には、統合失調症、双極性障害、うつ病など、心病む夫の妻9人が、どのような困難にぶつかり、どう乗り越えてきたか。配偶者たちが語る貴重な体験談が詳しくまとめられている。
記事の中で前田先生は、現状と、配偶者が抱える困難な現状、支援態勢の課題などを紹介した上で、3件の相談事例を挙げ、それぞれに助言をしています。
そして、「自分は孤独じゃない」と知ってほしい、と話しています。
記事で前田先生が助言されている内容につきましては、書籍「心病む夫と生きていく方法」において、さらに詳しく、具体的な事例と解説を紹介しています。
「わたしはひとりじゃない」と感じていただける1冊になっています。
ぜひ、書籍もあわせてお読みください。
みんなねっとライブラリーシリーズにつきまして
『心病む夫と生きていく方法』は、「みんなねっとライブラリー」シリーズ第3弾になります。
「みんなねっとライブラリー」とは、公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)監修のもと、生きづらさを抱える本人と家族、きょうだい、配偶者が安心して暮らせる社会をめざし、ペンコムが出版している一般向け書籍シリーズです。 これまでに、「家族」「こども」「妻」の立場から、それぞれ異なる困難の現状とその乗り越え方、必要な支援などについて、当事者と研究者が執筆したシリーズを出版しています。
- 『追体験 霧晴れる時』 今および未来を生きる 精神障がいのある人の家族 15のモノガタリ
- 『静かなる変革者たち』 精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた子どもたちの語り
- 『心病む夫と生きていく方法』 統合失調症、双極性障害、うつ病… 9人の妻が語りつくした結婚、子育て、仕事、つらさ、そして未来
統合失調症、双極性障害、うつ…生涯を通じて5人に1人がこころの病気にかかるともいわれています。(厚労省みんなのメンタルヘルス)
同シリーズを通じて、家族、当事者、医療、福祉、介護、研究者など、多方面の著者が執筆し、分かりやすく、広く「こころの病」について理解を深めていただきたいという願いを込めています。