明石市立天文科学館

子午線のまち明石のシンボル 明石市立天文科学館

ペンコム代表 増田ゆきみ

代表 増田幸美

ペンからはじまるコミュニケーション

ペンコムは、東経135度 子午線のまち兵庫県明石市にある小さな出版社です。

モットーは「ペンからはじまるコミュニケーション」。

情報を「文字」にすることで必要としている人のもとに届けたい。

本やウエブ、広報誌など「ペン」をツールに、まちやひとを応援していきたい。

一人でもいい。「ああ、この情報に出会えてよかった」と思っていただける人がいたら、こんな幸せなことはありません。

これからも著者さん、読者のみなさん、パートナーのみなさんとともに歩んで参ります。

どうぞ皆さん、小さな出版社ペンコムをよろしくお願いします。

明石に初の出版社が誕生した日のこと。ペンコムの夢を語らせてください

泣き言はそれから

地方にいる私たちにとって、「出版」は遠い世界のことでした……

明石の穏やかな日差しに包まれると、出版社を立ち上げた日々のことを思い出す。
編集プロダクションとして、編集のかたわら、多くの出版企画書を携えて東京の出版社を片っ端から訪問したこと。なかなか出版に至らず腐っていたときのこと。

「あなた、東京に出版社が何社あると思っているの? 3000社よ。全部回りなさいよ。泣き言はそれから」

これは起業家コンテスト(フジサンケイ・大和証券ビジネスプランコンテスト2008)の最終選考でプレゼンを終えた私に先輩女性社長からいただいた言葉。

やってやろうじゃないの!

電話帳で調べて、とにかくあてもないのに東京へ乗り込んで、あ行から訪問開始。忘れられない。朝日出版社さんから。
行って驚いた。千代田区ってそこらへん、全部出版社さん。そのビルも、隣のビルも。地下も、上階も。
そして、どの出版社の編集の皆さんも、素人のわたしに時間を割いてくれて、出版のこと、編集のことを丁寧に教えてくれた。
今も、その時に教えてもらったことが大いに役立っている。

運命の出会い

そうして、ある日、電子書籍のセミナーが東京で開催され、その夜の懇親会で講師のお一人だったインプレス の役員さんと話す機会を得た。

(2013年6月13日「Relax Media Marketing 2013」電子出版ラボ主催)

関西にも著者さんは大勢いる。
出版の機会が少なくて困っている。
私は、本を出すお手伝いをしたい。
というようなことを、もう必死で話していたと思う。この機会を逃したら、出版への夢も終わりかも知れない。

出張先の宿に帰宅後、早速、いただいた名刺にお礼のメールを送った。
驚いたことにすぐに返信が来た。
うれしかった。すぐにこちらからも返信。
次のメールには「どんな企画をもっていますか」とあった。
企画書の一覧をエクセルで作成して、すぐに送った。
続いて、「会社概要はありますか。」
ウェブページから、コピペして、これもすぐに送った。

何回かのやりとり。もう、深夜になっていた。
最後のメール。
「一週間後に本社にこれますか。一緒にやりませんか」

明石初の出版社 ペンコムの夢

そうして、明石にはじめての出版社ペンコムが立ち上がった。
インプレスのパートナー出版社として。

出版は東京の地場産業だと思う。出版に関わるヒト、モノが集積している。でも、と思う。ひょっとしたら、と妄想する。明石だって100年後、わからないよ。100年後の人は普通に「出版のまち 明石」って言ってるかもしれない。
だって、今では普通に使っている「時の町・あかし」がそうだ。
1886年に日本標準時子午線が決まった。ここに教育的な価値を見いだした明石郡小学校長会のメンバーが、私財をなげうって御影石の石柱を建てた。刻まれた文字は、「大日本中央標準時子午線通過地識標」。日本で最初の子午線標識だ。(『あかし本  時のまちを創る 海のまちに生きる』P26)
それだけ。でも、そこから明石の今がある。

100年後、なんか、明石って著者さん多いよね。装丁家さんも、デザイナーさんも多いよね。
そう言われる町になったら面白いなと夢を追う。
(子午線上の出版社 ペンコムにて)

代表取締役 増田幸美
(ますだ ゆきみ)

■インプレス パートナー出版事業のページで、増田へのインタビューが掲載されています。(取材日:2014年1月15日)

周囲を巻き込み、本を作り、まちをつくる

増田幸美