日弁連

神戸市所在の精神科病院の患者への虐待事件に関し、日弁連より会長声明が出されました(4/23)

精神科病院における虐待に障害者虐待防止法の通報義務と必要な措置等を適用することを求める会長声明

日弁連

日本弁護士連合会より、2020年4月23日付けで、先の兵庫県神戸市の精神科病院における虐待について、被虐待者の早期発見・早期救済を図るため、直ちに、障害者虐待防止法を改正し、医療機関を通報義務等の適用対象とすることを求める会長声明が出されました。

シェアさせていただきます。ぜひ、お読み下さい。

精神科病院における虐待に障害者虐待防止法の通報義務と必要な措置等を適用することを求める会長声明

日本弁護士連合会ホームページ(2020/04/28アクセス)

本年3月、兵庫県神戸市所在の精神科病院において、看護師らが入院中の患者に対し、わいせつな行為をさせたり、椅子に座らせ水をかけたりする等の虐待を繰り返し行っていた旨の報道があった。本来患者を治療するべき立場にある医療従事者によるこのような許されざる行為は、別件の刑事事件を契機に明らかになったものである。院内の職員からの通報や患者本人から精神医療審査会への訴えもなく、行政の実地指導によっても、本件を明らかにできなかった。これらのことは精神科病院の閉鎖性を如実に物語っている。

(続きは同会ホームページ)

同事件には多くの団体から声明が

神戸市西区の精神科病院「神出(かんで)病院」の入院患者に対する虐待・暴力事件で、看護師等6名が兵庫県警に2020年3月4日逮捕されたことが報じられました。

また、3月24日には、他にも患者らに無理やり性的な行為をさせたなどとして、兵庫県警は元看護助手と男性看護師3人を準強制わいせつや暴行容疑で再逮捕したことが報じられました。

この事件を受け、関係各団体より声明が出されていますので、こちらのページにても掲載させていただきます。なお、掲載情報は順次更新しています。

また、「兵庫県精神障害者連絡会(ひょうせいれん)」の神戸市への質問に対する返答がブログに公開されていましたので、合わせて掲載させていただきます。

ペンコムのブログ(2020/04/22より)

4/22神戸市回答追加:各団体より「精神科病院における入院患者に対する集団虐待・暴行事件に関する声明」が出されています

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