神戸・神出病院 入院患者に対する虐待・暴力事件に対する声明

4/22神戸市回答追加:各団体より「精神科病院における入院患者に対する集団虐待・暴行事件に関する声明」が出されています

情報追加:神戸・神出病院 入院患者に対する虐待・暴力事件に対する声明、各団体から

神戸市西区の精神科病院「神出(かんで)病院」の入院患者に対する虐待・暴力事件で、看護師等6名が兵庫県警に2020年3月4日逮捕されたことが報じられました。

また、3月24日には、他にも患者らに無理やり性的な行為をさせたなどとして、兵庫県警は元看護助手と男性看護師3人を準強制わいせつや暴行容疑で再逮捕したことが報じられました。

この事件を受け、関係各団体より声明が出されていますので、こちらのページにても掲載させていただきます。なお、掲載情報は順次更新しています。

なお、「兵庫県精神障害者連絡会(ひょうせいれん)」の神戸市への質問に対する返答がブログに公開されていましたので、こちらでも掲載させていただきます。

(2020/04/22更新)

公益社団法人全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)

精神科病院における入院患者に対する集団虐待・暴行事件に関する声明

公益社団法人全国精神保健福祉会連合会

神戸市西区の医療法人財団兵庫錦秀会神出病院の入院患者に対する虐待・暴力事件で、看護師等6名が兵庫県警に2020年3月4日逮捕されたことが報じられました。

私たち家族会は「患者のリアクションが面白かった」という理由で平気で尊厳を踏みにじることに強い憤りで一杯です。精神科病院の医療従事者による患者に対する虐待・暴力行為は非人道的重大事案です。虐待事実の凶暴性や残酷さを断じて許すことはできません。

報道で明らかになった動画だけでも、虐待・暴行が長期にわたり看過されてきていたことは否めません。病院という外部からは見えにくい密室の中で、人間の尊厳を踏みにじられた行為が日常化していることに、怒りと恐怖を覚えます。病院の法令順守と幹部責任はどうなっているのでしょうか。

<↓↓↓ 続きはこちら>
https://seishinhoken.jp/proposals/b60ba67e39108feec42c2cee6ec3e353aef88b7f

認定特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)

神出病院の医療従事者による、患者への虐待・暴行事件に関する声明

認定特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)

認定NPO法人コンボは、神戸市西区の医療法人財団兵庫錦秀会神出病院に入院されているすべての患者さんを早急に他の病院に移し、現在、神出病院に入院されている他の患者さんに同じような行為がなかったのか、全数調査をすることを求めます。

<↓↓↓ 続きはこちら>
https://www.comhbo.net/?page_id=25267

一般社団法人 兵庫県精神保健福祉士協会

精神科病院の医療従事者による入院患者への集団虐待事件に関する声明

一般社団法人 兵庫県精神保健福祉士協会

神戸市西区の、医療法人財団兵庫錦秀会神出病院で看護師らによる入院患者に対する筆舌に尽くしがたい虐待事件が起きました。兵庫県精神保健福祉士協会は精神障害のある方々の人権を守る職能団体として、憤りを感じざるを得ません。事件の詳細は今後の捜査を待つことになりますが、事件の全容が明らかにされることはもちろんのこと、被害を受けた精神障害のある方々はもとより、現在も神出病院に入院中のすべての方々に対し、迅速かつ適切な医療とケアがなされることを強く願います。そして、神出病院への厳正なる処分と共に精神科医療の適正化を強く求めるものです。

<↓↓↓ 続きはこちら>
http://www.hyogo-psw.org/psw.html

公益社団法人日本精神保健福祉士協会

精神科病院における入院患者集団虐待事件に関する声明

公益社団法人日本精神保健福祉士協会

神戸市西区の神出病院の看護師等6名が、統合失調症や認知症の入院患者を虐待したとして、兵庫県警に逮捕されたことが報じられた。

精神科病院の医療関係者による患者に対する暴力等の撲滅は、現代においても全国的な課題であるとはいえ、神出病院の事件は、以下の点で特異性がある。すなわち、患者、家族等からの訴えや内部告発ではなく、また行政機関による実地指導の結果でもなく、当該加害者が別件逮捕されたことで副次的に発覚したものであり、詳らかにされた虐待事実の凶暴性や残酷さに、精神医療と福祉に携わる職能団体として強い憤りを感じずにはいられない。

<↓↓↓ 続きはこちら>
http://www.japsw.or.jp/ugoki/yobo/2019.html#10

NPO法人全国精神障害者地域生活支援協議会【あみ】

神出病院における患者虐待事件に対する声明

NPO法人全国精神障害者地域生活支援協議会【あみ】

2020(令和 2)年 3 月 4 日、西日本最大級の医療法人グループを自称する「錦秀会グループ」(籔本雅巳 CEO)傘下の精神科病院である神出病院(兵庫県神戸市西区)において、入院中の患者に対して、1 年以上の長期におよぶ非人道的な虐待行為を行ったとして、6 名の病院職員が逮捕された。
今回の事件において、犯行におよび逮捕された 6 名ならびに病院の管理者は当然断罪されるべきである。しかし、今回の事件は、逮捕された 6 名の倫理観の欠如とその管理責任という神出病院内の要因のみならず、精神科病院の閉鎖性というわが国の精神科医療の持つ環境要因が今回の事件の凄惨化を招いたといえる。

<↓↓↓ 続きはこちら>

神出病院における患者虐待事件に対する声明(PDF)

公益社団法人 兵庫県精神福祉家族会連合会(ひょうかれん)

神出病院の医療従事者による集団虐待・暴行事件に対する声明

公益社団法人 兵庫県精神福祉家族会連合会(ひょうかれん)

私たちは兵庫県下に精神障碍者を身内に持つ家族と精神障碍問題を幅広く社会に発信し普 及活動に努めている会員で構成している「兵庫県精神福祉家族会連合会」です。 2020 年 3 月 4 日に看護師 6 名らが逮捕された、医療法人財団兵庫錦秀会神出病院の事件は 私達家族にとっては、憤りが大きすぎて言葉になりません。 事件が発覚し、報道されてから今日まで、会員の方はもとより多くの方の情報を集めてま いりました。

<↓↓↓ 続きはこちら>
http://www.hyokaren.or.jp/20200408.pdf

兵庫県精神医療人権センター

兵庫錦秀会神出病院の入院患者暴行虐待事件に対する声明文

兵庫県精神医療人権センター

2020年3月4日に報道された兵庫錦秀会神出病院の入院患者暴行虐待事件について、病院職員が起こした行為は、その被害者である入院患者の「人としての人格や尊厳」を蔑ろにする行為であり、決して許されるものではありません。私たちは、当該病院職員と当該病院職員への監督・指導を怠った神出病院に対し、強い憤りを感じています。

<↓↓↓ 続きはこちら>
https://www.facebook.com/hyouseijin/posts/122064036093475

兵庫県精神障害者連絡会(ひょうせいれん)

神出病院事件につき、ひょうせいれんの意見と質問

兵庫県精神障害者連絡会

神出病院事件(精神科病院における患者虐待事件)につき神戸市保健福祉局保健所調整課に下記文書を提出いたしました。これからより良い解決に向けて、みなさんとともに進んでいきたいと思います。ご助力よろしくお願いいたします。

ひょうせいれんの意見及び質問
2020年3月16日
神戸市保健福祉局保健所調整課担当課長殿

<↓↓↓ 続きはこちら>
http://ikari-net.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-2ace4b.html

神出病院事件神戸市回答一問一答(兵庫県精神障害者連絡会)

神出病院事件神戸市回答一問一答

兵庫県精神障害者連絡会

神出病院事件神戸市回答一問一答
202020年4月9日付
兵庫県精神障害者連絡会宛て
神戸市健康局保健所保健課より

神戸市保健福祉局保健所調整課課長への質問だったのですが、神戸市精神医療審査会への質問として出したものに答えてくれたようです。また、質問を出したのは調整課だったのですが答えたのは、神戸市健康局保健所保健課でした。これは単なる組織替えで担当課長は替わっていません。以下Aが回答です。

<↓↓↓ 続きはこちら>

全国「精神病」者集団

医療法人財団兵庫錦秀会神出病院における虐待・暴力事件に関して(声明)

全国「精神病」者集団

私たち全国「精神病」者集団は、1974年5月に結成した精神障害者個人及び団体で構成される全国組織である。

医療法人財団兵庫錦秀会神出病院(兵庫県神戸市西区)において、入院患者対して虐待・暴行を行ったとして、看護師ら6人が2020年3月4日に逮捕された。一連の報道によると、看護師らは、患者同士でキスやセックスを強要させその様子を動画撮影していた。当事者が経験した屈辱を知るに私たちの怒りの炎は消えることはない。患者への献身が期待されているはずの看護を担う者たちよ、恥を知れ。

<↓↓↓ 続きはこちら>
https://jngmdp.net/2020/03/18/1023/

生きづらさに寄り添う『みんなねっとライブラリー』シリーズ

ペンコムでは『みんなねっとライブラリー』を創刊しました。
「みんなねっとライブラリー」は、公益社団法人全精神保健福祉会連合会(みんなねっと)監修のもと、生きづらさを抱える本人と家族が安心して暮らせる社会をめざす一般向け書籍シリーズです。

家族、当事者、医療、福祉、介護など、多方面の著者が執筆し、わかりやすく、広く一般の方に「こころの病」について理解を深めてもらおうという内容です。

シリーズの装丁は、ブックデザイナーの矢萩多聞氏が手掛けます。

Doticon_red_Right『みんなねっとライブラリーシリーズ』創刊

みんなねっとライブラリー