『追体験 霧晴れる時』東京新聞に掲載。救いたい 精神障害者の家族 15の体験談まとめ刊行
家族がある日、精神障害になったらー孤立し、追い詰められている人のヒントに
2019年9月17日付けの東京新聞にて、「追体験 霧晴れる時 今および未来を生きる 精神障がいのある人の家族 15のモノガタリ 」(青木聖久・著、ペンコム・刊、インプレス・販売)についてご掲載頂きました。
救いたい精神障害の家族
15の体験談 まとめ刊行
家族がある日、精神障害になったらー。実際にこういう体験をした十五家族へのインタビューをまとめた書籍「追体験霧晴れる時」=写真=が刊行された。障害当事者ではなく、周囲の
家族にスポットを当てた内容。著者で精神保健福祉士の青木聖久日本福祉大教授は「家族が精神障害になると、他の家族は先が見えずにぽうぜんとなる。 孤立し、追い詰められている人のヒントになれば」と話す。
登場するのは、親子、兄弟姉妹が精神章害となった十五家族。苦悩や葛藤を経て、支援者らとつながることで、前向きな人生を最り戻していく。
母親と心満たされる会話をした記憶が無いと振り返るのは七十代男性。物心ついた頃には母親の症状が重く、近所にも疎まれていた。だが男性が後に結婚したのは精神障害がある女性。その女性が「人っていいな」と気付かせてくれたという。
青木教授は「治療の手助けを優先し、自分の人生の主人公でいられなくなる家族は多い。明るく笑えるようになった人の話を知ることによって、力を取り戻すきっかけになってほしい」としている。「追体験霧晴れる時」はペンコム刊、千三百円 (税別)。
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『追体験 霧晴れる時』は「みんなねっとライブラリー」シリーズです。
死ぬ間際まで編んでいたセーター
この新聞記事の中で紹介されている70代男性は、P83〜掲載の南誠一さん(仮名)です。
南さんは物心ついた頃、すでに母親は精神を患い、近所からも疎まれていたことを幼心に感じ取っていました。
そんな南さん、成長し1人の女性と出会います。精神障がいのある女性、蛍さん(仮名)。
その純粋さに惹かれ「人っていいな」と心から思えたのです。やがて結婚。
しかし幸せな結婚生活は長続きしませんでした。
癌に冒され、急逝してしまうのです。
彼女が死ぬ間際まで編んでいたセーター。
南さんは、そのセーターを片時も離すことなく、天国での再会を楽しみにしているのです。
著者の青木聖久先生のスクーリングに登壇した南さんの体験談は、多くの学生の涙を誘いました。
精神障がいのある人の十五家族を紹介する『追体験 霧晴れる時』、ぜひ、お読みください。
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【2刷】追体験 霧晴れる時-今および未来を生きる 精神障がいのある人の家族 15のモノガタリ(みんなねっとライブラリー1)
¥1,430
生涯を通じて5人に1人がこころの病気にかかるともいわれる時代。(厚労省みんなのメンタルヘルス)。そのとき家族は過去をどう乗り越え、「霧晴れる時」を迎えることができたのか。15家族の実話。
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