読者の方からお便りをいただきました「こどもぴあ」の活動はマイナスの立場をプラスに変える変革だ。『静かなる変革者たち』を読んで
当事者を親に持つ若き支援者に、その活動に拍手を送ります
「『静かなる変革者たち』精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた子どもたちの語り」に、読者の方からお手紙をいただきました。
ありがとうございます。
ご本人の許可をいただきましたので、紹介させていただきます。
「素晴らしい本を読ませていただきました。当事者を親に持つ若き支援者に、その活動に拍手を送ります。
「こどもぴあ」の活動はマイナスの立場をプラスに変える変革、それは「こどもぴあ」だけに与えられた活動ではないハズ。
当事者を家族に持つすべての家族は現実から目をそむけず自分にできることを若き変革者から学んで欲しい。
我が家にも2人の当事者が。
親たる私も変革者の後に続きます。」
精神疾患の親をもつ子どもの会(こどもぴあ)
著者ページをご覧ください
タイトル「静かなる変革者たち」に込めた編集の思い
この本のサブタイトルは「精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた子どもたちの語り」。
精神障がいの当事者を親に持つ若き支援者たちの体験談と座談会、研究者の分析からなる本です。
多くの方に、なぜ、タイトルは「静かなる変革者たち」なの? という疑問をいただきます。
答えは、読者はがきにお書きいただいている通りです。
自らの体験を未来の子どもたちのために行動する若者たちの本だからなのです。
彼らはいいます。
「生きやすさ、いいですね。そういう世界になってほしい。自分たちの経験が少しでも役に立つのなら、ずっと隠してきた過去も公開してもらってもかまいません」
ぜひ、『静かなる変革者たち』に込めた彼らの声に耳を傾けてほしいと願います。
(ペンコム代表 増田)
生きづらさに寄り添う『みんなねっとライブラリー』シリーズ
ペンコムでは『みんなねっとライブラリー』を創刊しました。
「みんなねっとライブラリー」は、公益社団法人全精神保健福祉会連合会(みんなねっと)監修のもと、生きづらさを抱える本人と家族が安心して暮らせる社会をめざす一般向け書籍シリーズです。
家族、当事者、医療、福祉、介護など、多方面の著者が執筆し、わかりやすく、広く一般の方に「こころの病」について理解を深めてもらおうという内容です。
シリーズの装丁は、ブックデザイナーの矢萩多聞氏が手掛けます。
静かなる変革者たち-精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた子どもたちの語り(みんなねっとライブラリー2)
¥1,540
精神疾患のある親に育てられ、成長して支援職に就いた4人の子どもたちが体験記と座談会で語る親のこと、家族、支援のありかた
在庫4 個