横山惠子先生

東京新聞で「静かなる変革者たち」著者の横山恵子先生への取材記事が掲載されました(1/27)

  • 2020年02月21日
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東京新聞横山恵子先生

<この人に聞きたいQ&A>精神疾患の親がいる子どもを支援 横山恵子・県立大教授

2020年1月27日付けの東京新聞にて『静かなる変革者たち 精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた子どもたちの語り』の著者 横山恵子先生の取材記事が掲載されました。

東京新聞 埼玉 2020年1月27日付け朝刊

<この人に聞きたいQ&A>精神疾患の親がいる子どもを支援 横山恵子・県立大教授

写真の横山先生が手に持っていらっしゃる本は、「静かなる変革者たち 精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた子どもたちの語り」

この本が誕生したきっかけは、先生がインタビューでも答えていらっしゃるように、このメッセージがきっかけでした。

「参加者の中には、親を助けたいと看護師などの専門職に就く人も多い。でも、その一人が「家族は家族。支援者にはなれない」と語ったのが印象的だった。専門的で冷静な介護に努めるほど本来の親子の関係ではなくなり、家族だけで頑張るほど外の世界とのつながりがなくなってしまう。」

うつ病や統合失調症などの精神疾患を抱える人が増えている。それは同時に、疾患のある親と暮らす子どもたちがいることを意味する。

例えば、いじめやパワハラといった仕事などでうつ病や統合失調症を発症した親には、子どもがいます。子どもたちはどんな思いで成長していくのでしょうか。子どもたちの生の声を「自伝」「座談会」「専門家の解説」で紹介しているのが、『静かなる変革者たち 精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた子どもたちの語り』です。

ペンコムがこの本に込めた思いは、「とにかく知ってほしい」というただ1点です。

医療、福祉、教育現場のみなさん、どうか、生きづらさを抱えながら世間の偏見にさらされ、息を潜めるように生きている子どもたちがいることに目を向けてほしいと思います。

 

東京新聞 2020年1月27日朝刊

<この人に聞きたいQ&A>精神疾患の親がいる子どもを支援 横山恵子・県立大教授

うつ病や統合失調症などの精神疾患を抱える人が増えている。それは同時に、疾患のある親と暮らす子どもたちがいることを意味する。県立大教授の横山恵子さん(64)=精神看護学=は「精神疾患の親をもつ子どもの会(こどもぴあ)」の設立に関わり、彼らの声に耳を傾ける。なぜ子どもの支援が必要なのか。

参加者の中には、親を助けたいと看護師などの専門職に就く人も多い。でも、その一人が「家族は家族。支援者にはなれない」と語ったのが印象的だった。専門的で冷静な介護に努めるほど本来の親子の関係ではなくなり、家族だけで頑張るほど外の世界とのつながりがなくなってしまう。

-孤立する背景には精神疾患への偏見もある。

 患者による悲惨な事件が起きると凶悪というイメージが持たれやすい。そうした社会の偏見はもちろんあるが、それを患者本人や家族が自分の中に受け入れてしまう「セルフスティグマ(内なる偏見)」の影響が実は強い。そのために他者への相談や受診が遅れて、回復への一歩を踏み出す障壁になっている。「家族は家族。支援者にはなれない」との言葉は、支援者は家族に負担を押し付けず、家族は支援者を頼ってほしいというメッセージでもある。

<よこやま・けいこ> 群馬県出身。埼玉県立精神医療センターなどの看護師を経て、2011年から県立大保健医療福祉学部教授。近著に、精神疾患の親がいる子どもの体験などをまとめた「静かなる変革者たち」(ペンコム)。こどもぴあは東京、大阪、札幌、福岡で活動。詳細はホームページで確認できる。

●精神疾患の親をもつ子どもの会「こどもぴあ」

https://kodomoftf.amebaownd.com/

 

生きづらさに寄り添う『みんなねっとライブラリー』シリーズ

ペンコムでは『みんなねっとライブラリー』を創刊しました。
「みんなねっとライブラリー」は、公益社団法人全精神保健福祉会連合会(みんなねっと)監修のもと、生きづらさを抱える本人と家族が安心して暮らせる社会をめざす一般向け書籍シリーズです。

家族、当事者、医療、福祉、介護など、多方面の著者が執筆し、わかりやすく、広く一般の方に「こころの病」について理解を深めてもらおうという内容です。

シリーズの装丁は、ブックデザイナーの矢萩多聞氏が手掛けます。

Doticon_red_Right『みんなねっとライブラリーシリーズ』創刊

みんなねっとライブラリー

静かなる変革者たち

『静かなる変革者たち』〜みんなねっとライブラリー2

横山恵子、蔭山正子、こどもぴあ(著)

¥1,400 (税別)

精神疾患のある親に育てられ、成長して支援職に就いた4人の子どもたちが体験記と座談会で語る親のこと、家族、支援のありかた

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