「吹田市の拳銃強奪事件に動揺、精神障害者ら」著者・青木聖久先生のコメント掲載
「つらい思い知って」
大阪府吹田市の拳銃強奪事件では、飯森裕次郎(いいもり・ゆうじろう)容疑者(33)が精神障害者保健福祉手帳を持っていたこと、障害者枠で雇用されていたことの2点が報道され、精神障害のある人、及び家族、障害者雇用の事業所の担当者など、多くの関係者に動揺が広がっています。
事件を受けて、NPO法人地域精神保健福祉機構コンボは、「大阪で起きた拳銃強奪事件で、戸惑いやストレスを感じている皆さまへ」というメッセージを公開しています。
https://www.comhbo.net/?page_id=22624
6月22日には、共同通信より、「つらい思い知って」 精神障害者、事件に動揺という記事が配信されました。
同記事に、『追体験 霧晴れる時』の著者で日本福祉大教授の青木聖久先生が取材を受け、コメントが掲載されています。
精神障害者の支援に詳しい日本福祉大の青木聖久(あおき・きよひさ)教授は–
「不安な気持ちを1人で抱え込んでしまうと、いっそう孤立して悪循環に陥る。周囲の人が『私はあなたの味方だよ』と言葉や態度で示すことが大切だ」と指摘。
容疑者が障害者雇用で働いていたことを受け、就労している人への影響も心配する。「雇用主は変に身構えずに、自分たちの今までの認識に自信を持ってほしい」と話している。