ヨミドクターに書評掲載

混乱と手探りを経て見いだす家族の新たな幸せの形ー「こんな僕」ヨミドクターに書評掲載

ヨミドクターに書評掲載

『おかあちゃん、こんな僕やけど、産んでくれてありがとう』を読売新聞の医療・健康・介護サイトでご紹介頂きました

2022年1月14日付けの『読売新聞の医療・健康・介護サイト ヨミドクター 本ヨミドク堂』で、「おかあちゃん、こんな僕やけど、産んでくれてありがとう 」(青木聖久・著、ペンコム・刊)を書評掲載頂きました。

有り難うございます。

下記、抜粋です。

帯の一文にドキッとさせられる。

「自分の子どもだから、殺されてもいいじゃないか」

本書には精神障害がある人とともに生きる15の家族の歴史がつづられている。どれもが平たんな道のりではない。障害と出会い、格闘し、自らを省みて、そして受容に至る過程は、それぞれが筆舌に尽くしがたいものだろう。

冒頭に挙げた帯の一文は、精神疾患を発症した次男が母親に暴力を振るうようになった時、仕事に励んでばかりの父親が投げかけた言葉だ。それに対して、母親は「自分の子どもを、犯罪者にしてしまうのよ」と激怒する。どの家族も、そんな混乱と手探りの時期を経て、家族の新たな幸せの形を見いだしていく。

こちらにて、ウエブで全文をお読みいただけます。

Doticon_red_Right『おかあちゃん、こんな僕やけど、産んでくれてありがとう』 青木聖久・著 : yomiDr. / ヨミドクター 本ヨミドク堂 読売新聞 医療・健康・介護サイトのコラム

ペンコムの「みんなねっとライブラリーシリーズ」第4弾/「生きづらさ」を抱えるあなたへ。あなたはひとりじゃないと伝えたい

みんなねっとライブラリー

統合失調症、双極性障害、うつ…いまや、生涯を通じて5人に1人がこころの病気にかかるともいわれる時代(厚労省みんなのメンタルヘルスより)。精神疾患は身近な病。もはや他人事ではありません。

*2004年、「心のバリアフリー宣言」には、「生涯を通じて5人に1人は精神疾患にかかると言われている」と発表されている。

「みんなねっとライブラリー」は、公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)監修のもと、精神障がいがある本人と家族、きょうだい、配偶者が安心して暮らせる社会をめざし、ペンコムが出版している一般向け書籍シリーズです。

シリーズはこれまでに4冊出版しました

「みんなねっとライブラリーシリーズ」は、2019年11月の創刊以来、2021年12月31日までに4冊出版しました。

◆シリーズ4◆2021年12月23日

『おかあちゃん、こんな僕やけど、産んでくれてありがとうー精神障がいがある人の家族15の軌跡』

(著者:日本福祉大教授 青木聖久)

ある日突然「精神障がいがある人やその家族」に。苦悩や葛藤を経て前向きな人生を取り戻していく15家族の軌跡。今、孤立し、追い詰められている人のヒントになる。用語解説付き

おかあちゃんこんな僕やけど産んでくれてありがとう

 

◆シリーズ3◆2020年11月2日

『心病む夫と生きていく方法ー統合失調症、双極性障害、うつ病… 9人の妻が語りつくした結婚、子育て、仕事、つらさ、そして未来』

(著者:大阪大学高等共創研究院教授 蔭山正子)

※公益財団法人 図書館振興財団「新刊選書」に選書

あなたはひとりじゃない–

ある日、明るく優しい夫が心の病を患った。不安で押しつぶされそうになる妻。座談会や体験談を通して、著者の蔭山正子先生と共に困難や乗り越え方を考えます。

→注目の「仕事とうつ」の理解に。(2020/11)

心病む夫と生きていく方法

◆シリーズ2◆2019年11月8日

『静かなる変革者たち 精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた子どもたちの語り』(著者:横山恵子、蔭山正子、こどもぴあ)

精神疾患のある親に育てられ、成長して支援職に就いた4人の子どもたちが体験記と座談会で語る親のこと、家族、支援のありかた。→ヤングケアラー理解に。(2019/11)

静かなる変革者たち

◆シリーズ1◆2019年7月5日

『追体験 霧晴れる時ー今および未来を生きる 精神障がいのある人の家族 15のモノガタリ』(著者:日本福祉大教授 青木聖久)

5人に1人が精神疾患の時代。そのとき家族は過去をどう乗り越え、「霧晴れる時」を迎えることができたのか。15家族の実話。(2019/7)

追体験 霧晴れる時

「みんなねっとライブラリー」執筆陣

・青木聖久

日本福祉大学教授 社会福祉学博士(精神保健福祉士)

・横山恵子 

横浜創英大学 看護学部 精神看護学 教授/看護師。

・蔭山正子

大阪大学高等共創研究院 教授/大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻(兼任)/保健師。

・こどもぴあ

精神疾患のある親に育てられた子どもの立場の人と支援者で運営しているピアサポートグループ

・配偶者の会

精神に障害がある人の配偶者・パートナーの支援を考える会

・監修 公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)

ペンコムの著者紹介 | 出版社ペンコム

 

みんなねっとライブラリーシリーズの装丁は矢萩多聞氏

『みんなねっとライブラリー』シリーズは、温もりのあるデザインと紙質で、手に取った方からは「優しさが伝わってくるよう」と感想をお寄せいただいています。シリーズの装丁は、ブックデザイナーの矢萩多聞氏が手がけています。

【矢萩多聞氏プロフィール】

画家・装丁家。1980年横浜生まれ。9歳のとき、はじめてネパールを訪れてから、毎年インド・ネパールを旅する。中学1年生で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。1995年から、南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、個展を開催。2002年から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに500冊を超える本をてがける。2012年、京都に移住。現在、インド、京都を行き来し、本づくりと画業、ワークショップなど多岐にわたって活動中。著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『本の縁側』(春風社)、共著に『本を贈る』(三輪舎)などがある。

装丁家 矢萩多聞さん