追体験ー霧晴れる時

「情報共有 平時から」著者・青木聖久先生がコメント-読売新聞「助け求めても悲劇」(2011/4/4)

精神状態が著しく不安定になってから関係機関が対応するのは難しい

『追体験ー霧晴れる時』を7月に出版予定の青木聖久先生のコメントが、2011年4月4日付けの読売新聞(東京)朝刊に掲載されました。

「情報共有 平時から」
日本福祉大の青木聖久教授は、「精神状態が著しく不安定になってから関係機関が対応するのは難しく、平時から保健所などが当事者と信頼関係を作っておく必要があると指摘。行政や医療などの関係機関が日常的な情報共有や意見交換を行うことも提言している。

【事件概要】
長女は次第に友だちづきあいが苦手になり、高校に入ると家で母親を殴るようになった。病院の男性医師に相談すると、精神障害と診断された。
・・作業所に通うが、・・・人間関係出失敗し、再び家にこもった。
・・男性は思いつく限りの相談先も回った。しかし、役所では「うちでは解決できない」と言われ、紹介された保健所では「暴力の相談は警察に」と告げられた。
・・「頭が真っ白になった」という男性は、包丁を手にした。・・・・

追体験ー霧晴れる時