精神疾患を教える際の3つのポイントは?高校授業で精神疾患を学ぶ意義について「仕事だいじょうぶの本」著者の北岡祐子さん高校保健ニュースで連載
10代の発症が多く、精神疾患への正しい理解は待ったなし
学校園にある掲示用写真ニュースで有名な少年写真新聞社の「高校保健ニュース」760号(2022.8.8発行)762号(2022.9.8)にて、連載:高等学校で「精神疾患」を学ぶ意義ーをテーマに、北岡祐子さん(一般社団法人兵庫県精神保健福祉士協会会長)が執筆しています。
北岡さんは、約30年にわたり主に精神障がいや発達障がいのある方々の就労支援及び生活支援に携わってきました。著書に『仕事だいじょうぶの本』〜職場の人と安心してコミュニケーションできるSSTレッスンBOOK〜(ペンコム)などがあります。
同連載で北岡さんは、これまでの取り組みを踏まえ、
1回目は、「精神疾患に関する知識教育の重要性について〜精神疾患は誰でもかかりうる身近な病気〜」と題し、
・人生と病気の関係を知ることの大切さ
・10代の発症が多く、病気への正しい理解は待ったなし
・精神疾患は、早期発見・早期支援が大切
2回目は、「精神疾患にかかってもだいじょうぶな支援体制づくりを!~早期発見、早期相談、早期支援体制で生徒の人生支援を~」と題し、
わからないゆえの偏見を自覚したうえで、授業で「精神疾患を教える際の3つのポイント」として、
(1) 精神疾患について正しい知識を得ること
(2) 精神疾患にかかっているかもしれない生徒や自分自身の家族への気づき
(3) 相談の後の支援体制づくりと外部専門職とのネットワーク構築
をあげています。
そして、
2022年度から新学習指導要領に基づき、高校の保健体育の授業で「精神疾患」の学習が約40年ぶりに取り上げられています。
「精神疾患について正しい知識を得ることは、高校生たちにとって、これからの人生を歩むうえで、大変重要な意味を持つと思う」
と訴えています。
株式会社少年写真新聞社
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