家族が精神障害になったとき…15の体験談出版-毎日新聞に掲載いただきました『追体験 霧晴れる時』
家族がある日、精神障害者になったらー
2019年10月14日付けの毎日新聞(東京)12面「くらしナビ」にて、「追体験 霧晴れる時 今および未来を生きる 精神障がいのある人の家族 15のモノガタリ 」(青木聖久・著、ペンコム・刊、インプレス・販売)についてご掲載頂きました。
家族がある日、精神障害者になったらー。実際にこういう体験をした十五家族へのインタビューをまとめた書籍「追体験 霧晴れる時」が刊行された。障害当事者ではなく、周囲の家族にスポットを当てた内容。著者で精神保健福祉士の青木聖久日本福祉大教授は「家族が精神障害になると、他の家族は先が見えずにぼうぜんとなる。孤立し、追い詰められている人のヒントになれば」と話す。
青木教授は「治療の手助けを優先し、自分の人生の主人公でいられなくなる家族は多い。明るく笑えるようになった人の話を知ることによって、力を取り戻すきっかけになってほしい」としている。
死ぬ間際まで編んでいたセーター
この新聞記事の中で紹介されている70代男性は、P83〜掲載の南誠一さん(仮名)です。
南さんは物心ついた頃、すでに母親は精神を患い、近所からも疎まれていたことを幼心に感じ取っていました。
そんな南さん、成長し1人の女性と出会います。精神障がいのある女性、蛍さん(仮名)。
その純粋さに惹かれ「人っていいな」と心から思えたのです。やがて結婚。
しかし幸せな結婚生活は長続きしませんでした。
癌に冒され、急逝してしまうのです。
彼女が死ぬ間際まで編んでいたセーター。
南さんは、そのセーターを片時も離すことなく、天国での再会を楽しみにしているのです。
著者の青木聖久先生のスクーリングに登壇した南さんの体験談は、多くの学生の涙を誘いました。
精神障がいのある人の十五家族を紹介する『追体験 霧晴れる時』、ぜひ、お読みください。
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