調べる学習コンクール あかし本

図書館を使った調べる学習コンクールで優秀賞の姫路市のご兄弟、調べるのに使った本の1冊に『あかし本』

  • 2020年09月20日
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調べる学習コンクール-あかし本

姫路の人々に愛されるイカナゴとは?

第23回「図書館を使った調べる学習コンクール」で優秀賞・日本児童図書出版協会賞受賞

調べるのに使った本のうちの1冊が、なんと『あかし本』

第23回「図書館を使った調べる学習コンクール」(図書館振興財団主催)で、姫路市のご兄弟(兄・中1、弟・小4)が優秀賞・日本児童図書出版協会賞を受賞しました。

研究のタイトルは、「姫路の人々に愛されるイカナゴとは?〜姫路の郷土料理「イアかナゴのくぎ煮」を守るには〜」。

この研究で、調べるのに使った本のうちの1冊が、なんと『あかし本 時のまちを創る 海のまちに生きる』(ペンコム2017年刊)だったとのことです。

二人は、テレビでイカナゴの漁獲高が減っていることを知りその理由を調べ始めます。当初、「海のよごれ」がその原因だろうと予測していましたが、市立水族館に行きその意外な原因にびっくり!

そこから図書館で本や新聞記事を調べ、市水産漁港課の職員にも取材するなかで、50頁にもわたる研究をまとめていったそうです。

同コンクールへの応募は、神戸新聞(20200202刊)によると、全国の出品作約11万点中、同賞など入賞は30点で、姫路市内からは初の受賞だといいます。

審査員の講評より

イカナゴがいかに愛されているか、地元でインタビューします。郷土の誇るべき海産物、イカナゴの漁獲量はなぜ低下したのか、これが研究課題です。海洋汚染か、温暖化が原因か、獲り過ぎか、しかし、意外にも、主たる要因は海がきれいになり過ぎたことでした。いったい「豊かな海とは何か」、研究はこの問いにゆきあたります。

研究の参考にしてもらったところは、おそらくこの章。

「第2部 イカナゴを慈しむ」

イカナゴ漁あかし本

第2部 イカナゴを慈しむ  P104より

瀬戸内の春の風物詩、イカナゴ漁のシンコ漁が今年も行われている。沖では船が網を引き、浜には新鮮なシンコが揚がり、鮮魚店には列ができ、家庭ではくぎ煮を炊くのが、明石周辺で見られる光景だ。イカナゴの漁獲量は2014年、兵庫は全国1位。明石市は県内4番目の水揚げだった。

  • 浜の春 1カ月限定、シンコ魅了 P104
  • 資源管理 豊かな海守れ、漁師ら尽力 P107
  • ブームと震災 浜の味が地域の文化に P110
  • 伝承 楽しみや魅力、次世代へ P113

神戸新聞の取材に答えて、子どもたちはこのように話しています。

「海が豊かになる仕組みを広めたり、親の魚を取り過ぎないようにしたりと、イカナゴを守る取り組みが行われていると知って安心した」


研究の結果、「豊かな海」に行き着き、そのための漁師さんや行政の努力、人々に愛され続けるための取り組みなど、それはまさに、「あかし本」の著者が目指したテーマです。

編集者としても、とってもうれしいです。ありがとう!編集者としても感謝の気持ちでいっぱいです。

あかし本 時のまちを創る 海のまちに生きる

あかし本 時のまちを創る 海のまちに生きる【紙・電子】

神戸新聞社

¥1,800 (税別)

兵庫県明石市はなぜ「時のまち」「魚のまち」として進化し続けるのか。新聞記者が掘り起こした名も無き人々の挑戦の数々が読む人の魂を揺さぶる。