源氏物語 明石のうへのおやすみしあと

[NewsRelease]江戸時代初期に建立された一基の「源氏物語史跡」から、明石の『源氏物語』ゆかりの地誕生の謎をこじ開ける歴史家執念の一冊

源氏物語 明石のうへのおやすみしあと

書籍『源氏物語  明石のうへのおやすみしあと』〜明石城主 松平忠国と物語史跡の謎を追う〜に関しまして、下記のNewsReleaseを行いました。

江戸時代初期に建立された一基の「源氏物語史跡」から、明石の『源氏物語』ゆかりの地誕生の謎をこじ開ける歴史家執念の一冊

https://newscast.jp/news/3312202


 

ペンコム(兵庫県明石市、代表:増田幸美)はこのほど、『源氏物語 明石のうへのおやすみしあと』〜明石城主 松平忠国と物語史跡の謎を追う〜、義根益美(よしもとますみ)著を出版。
「全体として、たいへん面白い。今までに類にないジャンルですが、学術的に価値のある成果」( 前 神戸女子大学史学科教授 今井修平氏)、「大人のための 時空を超えた極上の推理」(神戸学院大学経営学部 教授 相島淑美氏)と高い評価を得ています。

江戸時代初期に建立・源氏物語史跡「明石入道の碑」を手がかりに執念の謎解きに挑んだ本

善楽寺の明石入道の碑

法寫山 善楽寺(明石市大観町)にある「明石入道の碑」(写真上)

旧明石藩領(兵庫県明石市、神戸市西区)には、源氏屋敷、明石入道の碑、明石入道の館(たち)、光源氏月見の松、源氏月見寺、光源氏月見の池、岡の屋形など、『源氏物語』ゆかりの地が数多く残されています。
神社仏閣など、神話と現実世界がつながる例は古くからありますが、明石の「明石入道の碑」のように、文学作品『源氏物語』にちなんだ石碑・モニュメントが、しかも江戸初期(明暦3年、1657)に建立された例は極めて異例です。

本書では、「資料と忠実に向き合う」をモットーとする歴史研究者の著者が、資料や石造物、数多くの論文をひもときながら、江戸時代初期から明石のまちに語り継がれる『源氏物語』ゆかりの地誕生の謎に迫ります。

【明石入道の碑】第5代明石城主松平忠国が明暦3年(1657)に自詠の歌を刻み建立したとする記載が、「摂津名所地図」(寛文7年/1667成立、神戸市立中央図書館所蔵)にある。


ゆかりの地を歩く 巻頭カラーMapと資料で『源氏物語』の世界を体感できる

源氏物語 明石のうへのおやすみしあと

ゆかりの地を歩く 巻頭カラーMap(写真上)

明石の浦近くにあるお寺の境内に、5代明石城主 松平忠国が自詠歌を刻んだ石碑がひっそりと建っています。
刻まれたとされる歌は、「いにしへの 名のみ残りて有明の 明石のうへのおやすみしあと」。
この歌が、「明石の上」の「親」の「すみしあと」、つまり、『源氏物語』に登場する「明石入道の館跡」を詠んだものと解釈され、一基の石碑から、次々と『源氏物語』ゆかりの地が生まれていくことになります。

本書では、唯一の「源氏物語史跡」といえる一基の石碑を手がかりに、歌に込められた意味や碑が建てられた理由、建立した松平忠国の人物像などについて、歴史資料をひもときながら、江戸時代初期から明石のまちに語り継がれる『源氏物語』ゆかりの地誕生の謎に迫りました。
そして、行き着く先に広がっていた世界とは……。
どうぞ一緒に、謎解きの長旅にお付き合いください。

『源氏物語』を知らなくても、本書を読みながら、ゆかりの地を歩けば文学と歴史が楽しめます。

【巻頭カラー】
Map:松平忠国と源氏物語 ゆかりの地を歩く
図版:明石初公開の貴重な資料の数々を紹介

【主な内容】
巻頭カラー
松平忠国と源氏物語 ゆかりの地を歩く Map&図版
第一章 古典文学と明石
紫式部はなぜ、『源氏物語』に明石の巻を書いたのか
第二章 松平忠国の経歴と人物像
松平忠国とはどんな人物だったのか
第三章 『源氏物語』と明石
忠国はなぜ、石碑を建てたのか。「文学遺跡」との関係は

【著者】
義根益美(よしもと ますみ)
日本近世史を中心に研究。自治体の市史編さん、神戸文学館学芸員などを経て、時代や分野に関係なく幅広く様々な資料と向き合ってきた。現在は地域に残されている資料や博物館所蔵資料の整理・調査・研究に従事し、博物館発行の図録や学会誌に解説や研究発表を続けている。「資料に忠実に」がモットー。神戸女子大学大学院文学研究科後期博士課程中途退学。兵庫県明石市在住。

【書籍基本情報】
・書 名:『源氏物語 明石のうへのおやすみしあと』〜明石城主 松平忠国と物語史跡の謎を追う〜
・目次「第一章 古典文学と明石」なぜ、紫式部は『源氏物語』に明石の巻を書いたのか、を追う
「第二章 松平忠国の経歴と人物像」松平忠国とはどんな人物だったのか、を追う
「第三章 源氏物語と明石」忠国が建てた石碑の意味や、今残る「文学遺跡」との関係を追う
・著 者:義根 益美(よしもと ますみ)
・発売日:2024年12月5日
・価 格: 2,200円(本体2,000円+税10%)
・判 型:四六判(横127mm×縦188mm×厚さ20mm)
・ページ数:278ページ
・ISBN: 978-4-295-41023-2
・Cコード:C2021
・発 行:株式会社ペンコム
・発 売:株式会社インプレス

【出版社概要】
商号 :株式会社ペンコム
代表者:代表取締役 増田幸美
所在地:兵庫県明石市人丸町2−20
設立 :2010年12月24日
URL :https://pencom.co.jp/

源氏物語 明石のうへのおやすみしあと

源氏物語 明石のうへの おやすみしあと-明石城主松平忠国と源氏物語史跡の謎を追う

義根益美

¥2,200

江戸時代初期に建立された一基の「源氏物語史跡」から、明石の『源氏物語』ゆかりの地誕生の謎をこじ開ける歴史家執念の一冊

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