お母ちゃんとの約束 いっちゃんとキヨシちゃんが歩いた満州五五〇キロ

神戸新聞の読書欄「出版めも」に掲載いただきました/お母ちゃんとの約束

終戦の翌年、10歳と6歳の姉弟2人だけで満州から引き揚げてきた実体験をつづった児童書「お母ちゃんとの約束」が、明石市の出版社・ペンコムから刊行され、静かな感動を読んでいる。

『お母ちゃんとの約束ーいっちゃんとキヨシちゃんが歩いた、満州五五〇キロ』
神戸新聞(2017/1/29)読書欄「出版めも」に掲載いただきました。

お母ちゃんとの約束

 

終戦の翌年、10歳と6歳の姉弟2人だけで満州から引き揚げてきた実体験をつづった児童書「お母ちゃんとの約束」が、明石市の出版社・ペンコムから刊行され、静かな感動を読んでいる。

静岡市に住む望月郁江さんの体験をもとに長女の泉さんが執筆。当時の郁江さんと同年代の子どもたちに読んでもらおうと、振り仮名や解説を付けた児童書の形にし、郁江さんが自ら挿絵を描いた。

1946年9月、主人公いっちゃんは幼い弟キヨシの手を引いて、満州の通化を出発。約550キロの道のりを「死んじゃだめ」と励まし合って歩き続けた。ただ、「お母ちゃんに会いたい」の一心で…。

「この本でやっと私の中の戦争が終わる。読者にも学校や家庭で平和を訴えてほしい」と郁江さん。1296円。

同社電話078-914-0391

お母ちゃんとの約束 いっちゃんとキヨシちゃんが歩いた満州五五〇キロ

お母ちゃんとの約束

【2刷】お母ちゃんとの約束

望月 泉(著)

¥1,320

「死んじゃだめ。絶対に死んじゃだめ!」幼い姉弟の生き抜く力に涙する—10歳と6歳。姉弟二人で、… 満洲から引き揚げの実話。