読書感想文の書き方

ちゃっちゃと終わらせよう!「読書感想文の書き方」

このブログは、2017年にアップした内容です。
ご好評ページなので再掲致します。

夏休み後半の最大の悩み「読書感想文」

夏休みもいよいよ後半。宿題が終わらなくて、家庭内が険悪なムードになってくる時期ですよね。
特に読書感想文!!
世の中に「夏休みの宿題としての読書感想文」という存在があるから、本離れが進むのかもしれないとさえ思っていました。この時期、毎年。

そこで今回は、「本が好きになるための読書感想文」の書き方について考えてみました。
あくまでもマスダ式ですから、
・読書感想文コンクールで良い成績をとりたい
・学校の先生にほめられたい
そういう目的の人は、学校や塾の先生に書き方を教えてもらってください。

また、ここで紹介する「本の読み方」は、学校でも、社会人になっても、これから先の人生でずっと役立つはずです。

準備するモノは、
(1)カラフルな付箋紙
(2)カレンダーの裏紙など、少し大きめの白地の紙
(3)筆記具

付箋紙に書き込みながら一気に読み進む

1.感想文を書くためにすることは

感想文にまとめていく手順は以下の通りですね。それぞれについて、私の方法を紹介します。

(1)本を選ぶ
(2)本を読む
(3)感想文を書く

2.本の選び方

そもそも、どんな本を選んだらよいのか分からないという場合もあります。
そういう場合は、この本の著者に会ったらこういう質問をしてみたい、そう思える本を選ぶと書きやすいですよ。

小学校高学年向けの課題図書を例にとると、

『ぼくの、ひかり色の絵の具』
…「ひかり色」ってどんな色だろう
…「ひかり色」の絵の具で何を描くんだろう、何をするんだろう
…「ぼく」ってどんな性格なんだろう etc.

『ぼくとテスの秘密の七日間』
…「テス」って誰だろう
…どんな秘密だろう
…どんな7日間なのだろう etc.

『レジェンド! 葛西紀明選手と下川ジャンプ少年団ものがたり』

…「レジェンド」ってどういう意味だろう
…「葛西紀明選手」って何のスポーツの選手だろう
…「下川ジャンプ少年団」って何だろう
…どんなものがたりがあるんだろう etc.

いろいろな質問がかんがえられますよね。子どもさんがまだ幼くて「どんな本を読んだらいいのかわからない」と悩んでいたら、お父さん、お母さんが、「どんなことを聞いてみたい? 著者さんとどんな、お話をしてみたい?」って子どもさんに聞いてあげてくださいね。

あとは、サイトのレビューも参考になります。

3.本を読む前に。著者への質問を考える

本を読んでいく前に、「質問」を考えます。
目の前に著者がいたら聞いてみたい、そんな質問を付箋紙に書き出していきます。
付箋紙1枚に1項目、質問項目はたくさん書き出しましょう。

質問を考える際は、以下のパターンで書き出していくと、同時におおよその本の内容も把握できるので、感想文も書きやすくなります。
①本のタイトル(サブタイトル)を読む
②帯があれば帯を読む
③「はじめに」を読む
④「目次」を読む

書店さんで、あるいは、図書館で、ずらりと並ぶ多くの本の中から私たちは、1冊の本と巡り合います。
気になるタイトルの本を手に取り、「帯」「はじめに」「目次」を読み、内容をパラパラとめくり、自分が今抱いている質問、疑問にこたえる内容なのかを判断して、購入し、あるいは借りて読み進めていきます。これらの作業を、付箋紙に書き出しておきましょう、というのがここでの目的です。

4.本を読む。質問の答えを探しながら

次の手順で本を読んでいきます。
(1)質問の答えを探す
(2)自分にとって役立った、感動した、発見した、気になったなどの箇所を見つける
(3)新たな質問を探す

読み進みながら、該当箇所の文章を抜き出して付箋紙に書き出し、本の該当ページに貼っていきます。(あとではがして使うので本のページも書いておく)

ここでのポイントは、機械的に作業を行いながらどんどんと先に読み進んでいき、一気に最後まで読み終えることです。途中で休むと内容を忘れてしまいますし、宿題は早く終わらせたいですよね。

すべての付箋紙を1枚の紙の上に貼り出す

5.付箋紙を1枚の紙に貼り出す

(1)A3サイズのコピー用紙、カレンダーの裏など、大きめの白地の紙を用意。もちろん、A4サイズの紙を貼り合わせてもOK。
(2)紙の上段1行目に、「質問」の付箋紙を貼っていく。同じ傾向の質問は、まとめてはっておく。
(3)質問の下に、「質問の答え」の付箋紙をまとめてはる。
(4)「自分にとって役立った、感動した、発見した、気になったなどの付箋」は、同じ傾向をまとめて下段に貼る。「役立ったこと」「感動したこと」「発見したこと」などを付箋に書いてそれぞれの上段1行目に貼り、見出し代わりにする。

すべての付箋紙を1枚の紙の上に貼りだして、全体を見ながら感想文にまとめていきます。
何頁もある本を前にすると、どこから書きはじめたらいいのか途方に暮れてしまいますが、全体の内容が1枚にまとまっていると随分と気が楽になります。
また、本は1回読んだぐらいでは内容を忘れてしまうので、この用紙を保存しておけばあとで思い出すときに便利です。

文章は「はじめ」「なか」「おわり」パターンで

6.文章パターンにあてはめる

読書感想文や、取材記事など、一般的な文章は、「はじめ」「なか」「おわり」のパターンで書きます。

最も基本的な(ベタな)感想文は、こんなパターンですね。
(1)この本を選んだ理由(質問)
(2)この本から学んだこと(質問のこたえ)
(3)本を読んで、これから自分は・・・していこうと思った。(本から学んだこと)

例えば、
(1)なぜ、世界的なサッカー選手になれたのかを知りたくてこの本を読んだ。
(2)僕もサッカーが大好きで毎日練習をしているがなかなかレギュラーになれない。この本を読んで、天才的な大選手こそ、人一倍の努力をしていることを知った。
(3)夢をもって、希望を捨てずに、練習に取り組んで行く。そして、プロのサッカー選手になれるようにがんばっていきたい。

このパターンから、内容をふくらませていきましょう。

(1)なぜ、僕はサッカーの練習をこれほどまでにがんばっているのに、レギュラーになれないんだろう。その理由を知りたくてこの本を読んでみた。

(2)・・・・・ということが書かれていた。
また、あるときは、・・・・・・ということもあったという。
サッカーについて、・・・選手は・・・・・・と話している。
僕はいつも監督から・・・・・・・・・といわれている。この本を読んで、監督の言葉の意味がやっと理解できた。
この本から、・・・・・・・ということを学んだ。

(3)夢をもって、希望を捨てずに、練習に取り組んで行く。そして、プロのサッカー選手になれるようにがんばろうと誓った。気持ちを入れ換えて取り組んだところ、夏の最後の大会でレギュラー選手に選ばれた。1冊の本との出会いが、僕の人生を変えようとしている。

このパターンに当てはめていくと、読書感想文ってそんなに難しくない。
実はいくらでも、パッパと書いて片付けていくことができると思いませんか。

読書感想文、ここが嫌われる理由

夏休みに宿題としての「読書感想文」を好き!という子どもは、あんまりいないんではないでしょうか。

・本を選ぶのがめんどうくさい
・本を読むのが面倒くさい
・感想文の書き方が分からない

嫌われる理由はこんなところでしょうか。
ですから、「選ぶ、読む、書く、この作業は、何が何でも1日でやってしまう」。そう決めておけば、気が楽になりますね。

ここで紹介をした方法なら可能です。

感想文はパッパと仕上げて、あとの時間は好きな本を好きなだけ読んでくださいね。