保存版 ペン字の手本 常用漢字の楷書行書

手書きの一筆箋で売上げアップ!そんなあなたの強い味方になるペン字の本

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ああ、きれいな文字が書きたいなあ。年賀の季節になるたび思い……

年始のごあいさつと言えば「年賀状」
年々、枚数が減少しているとはいえ、2022年用の当初発行枚数でも18億2536万枚に及んでいるといいます。

2022年用の当初発行枚数は18億2536万枚…年賀葉書の発行枚数などの実情

印刷や、プリンターで出力された年賀はがきはスルーでも、美しい手書き文字のはがきには目が行くし、「ああ、こんな美しい文字が書けたらいいなあ」とうらやましく思うのも毎年のこと。
そして、「今年こそ、ペン字を習うぞ!」と決心するのも、これまた毎年のこと。
ああ、きれいな文字が書きたいなあ。

「手書きの方が気持ちが伝わる」は本当か?を科学的に検証したデータ

いまどき、手書きの文字なんていりますか?
そう、言われることもよくあります。
でもどうでしょう。
ペンコムでは、自社のECサイト「ペンコムショップ」を運営していて、こちらで本やグッズをお買い上げ頂いたお客様には、商品と一緒に送り状やチラシ、オリジナルのしおり等を同封してお送りさせて頂くのですが、できる限り、お礼の一言を手書きで添えるようにしています。
字が下手で恥ずかしいのですが、そこは一生懸命に、心を込めて。
最近では、リピートして購入して下さる方も少しずつですが、増えてきたように感じます。

実際に、「手書きの方が気持ちが伝わる」は本当か?を科学的に検証したデータもあるようですよ。

手書き文字のパワーを科学的に検証。「手書きの方が気持ちが伝わる」は本当か?

「きれいな字を書きたいなあ」

「楽してきれいな字が書けるようになる、そんな本が欲しいなあ」
編集者・増田、いつもそんなことを思いながら、著者さんをずっと探し続けていました。ペン字教室、公民館のセミナー……神戸、大阪、近畿全域へと。
そして、出会ったのです。
きっかけは、ひょんなことからでした。
求めている著者さんは、なんとペンコムがある地元・明石市にいらっしゃったのです。

「うちの先生の美しい手書き文字を、何とか、残す方法はないでしょうか」

ある日、明石市を中心に30年以上にもわたりペン字教室をしている先生のお弟子さんがうちの編集室にこられました。
その方がおっしゃるのです。
「こんなに美しい手書きの文字はありません。先生が何年にもわたって書かれたお手本が、このままでは、やがて消えてなくなってしまうかもしれない。そんなもったいないことはない。なんとかして、残して欲しい」と。
ペン字を習う方は、多くの場合、より美しい文字を求めてペン字教室に通い、何冊も本を買います。そういう方が、「こんなに美しい手書きの文字はない」とおっしゃるのはよほどのことでしょう。
早速、その藤川 孝志先生を紹介してもらい、お目にかかることにしました。

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美しい文字とは

藤川先生には、早速、いろいろと質問をさせていただきました。
増田「手書きで美しい文字を書きたい。文字にコンプレックスを持っている。多くの人がそう思っています。」
藤川「『美しい文字』の解釈は、ひとそれぞれ異なりますし、高名な書家の先生方の文字は誰もが書けるレベルのものではありません。
私は、理想とする美しい文字を、「読みやすい」「奇抜でない」としています。」

美しい文字が書けるようになるのでしょうか

増田「だれでも、美しい文字を書けるようになりますか」
藤川「私は長くペン字教室を主宰してきました。これまで多くの方々が在籍しましたが、その経験からも向上しない人はいませんでした。
それは美しい文字を手に入れるのは、「技術」であって、特殊な才能ではないからです。
楽しく練習を続ければ「この程度は書けるようになる」という、一つの目安と考えてください。

上達は、手本をなぞって真似るのが一番の早道!

増田「どうすれば楽しく練習できますか」
藤川「最初のうちは、手本とそっくりに書く『技術』に徹することです。そのためにトレーシングペーパーを手本の上に置いて、なぞって真似ると便利です。
増田「なぞり方のコツはありますか」
藤川「はい。なぞって書くのにもちょっとしたコツがあります。ただ何となく、なぞり書きをしていては大した効果はありません。そのコツとは次のようなものです。
① トレーシングペーパーに書き写すときは、自分の意見を入れない。ゆっくりと丁寧に書きます。「いつも書いているのとどこが違うか」を発見する気持ちです。
② 1字だけをなぞって書く。一度に多くの字をなぞっても覚えきれないからです。
③ 見ないで書く。手本や、今なぞった字を見ないで、紙に書いてみます(1回だけ)。
④ 確認する(これが一番大切なところ)。手本と比べてみるのです。③で書いた字の上へ、①でトレーシングペーパーになぞった字をかぶせる。もっといえば、1画目、2画目を合わせてみる。それでそれ以後の画がどこにあるか、を確認するのです。(大雑把に上に乗せるとほぼ合っていたのも、3画目、4画目と合わせていくとその違いに気付きます)
少々面倒なようですが、この方法なら少しずつですが確実に前へ進みます。」

手本をなぞって真似るだけ。文字がみるみる美しくなる、夢のような本ができました

こうして、『保存版 ペン字の手本 常用漢字の楷書行書』ができあがりました。

らくらく上達には、美しいお手本の「書き文字」を見て、そっくりに書ける技術に徹することが一番の早道です。
本書をいつも身近なところにおいて、お手本を真似て練習してみてください。みるみるきれいな字が書けるようになるのを実感していただけるはずです。